5月お礼

5月はご注文を頂き、ありがとうございました。

いよいよ梅雨の季節ですね。

ジメジメとした梅雨を楽しく過ごすには、
お気に入りの雨具を使用するのが効果的だと言われています。

梅雨の代表的な雨具と言えばやはり傘。

日本には古墳時代の552年に、
中国から渡ってきたとされています。

西洋での洋傘に至っては
4000年もの昔から使われていたそうです。

当初は魔除けや日除けなどとして使われており
現在と用途は違うものの、
和傘・洋傘とも
その姿かたちは古来よりほとんど変わっていません。

面白いことに、
江戸時代には傘を広げた際の面積の広さに着目し、
屋号を載せた傘をお客さんに貸与してお店の名前を
宣伝してもらうといったこともあったそうです。

何となしに使っていた傘ですが、

シンプルにして最高の機能性を持った
素晴らしい日用品だったのですね!


4月お礼

4月はご注文頂きましてありがとうございました。

新緑があざやかに輝く季節となりましたね。

皆様は、緑色を見るとどのような気持ちになるでしょうか?
多くの人は安心したり落ち着いたり、
平和をイメージするそうです。

目に優しいと言われる緑色。

太陽光を受けて反射する緑色の波長は、
最も人の網膜に負担をかけない波長であることが解明されています。

そして日本では
平安時代よりお墓や仏様にお供えする習慣があり、
仏教とともにあったようです。

そのため人は緑色を見るのに労力を要さず、
長時間緑に囲まれていても疲れることなく集中力を保つことができます。

これが、ビリヤード台、黒板、野球場など、集中力を必要とする場で緑が多用されている理由なのだそうです。

コロナウイルスによって室内待機が求められる今。

自然の緑と触れ会う機会が元通り訪れるよう、
一刻も早い収束を願うばかりです。


3月お礼

3月はご注文いただきましてありがとうございました。

日に日に暖かさが増し、
あちこちが花々の鮮やかな色彩で彩られる季節となりました。

春といえば色とりどりに咲き誇る花のイメージ。
古来より花は、世界中で重要な役割を果たしてきました。

中国では薬草として、エジプトでは贈り物として。
そして日本では平安時代よりお墓や仏様にお供えする習慣があり、仏教とともにあったようです。

ギリシャでは身につけるリースや冠として使用され、
リースには「永遠と再生」という意味が込められていました。

もしかしたら日本のご先祖様たちも、
同じような気持ちを込めて
仏様に花をお供えしてきたのかもしれませんね。

風雨を耐え忍んで立派に花開き、
儚く散りゆく姿が人の生き方にたとえられることも多い花。

花が人間にとって特別な存在であることは、
これまでも未来も変わることはないでしょう。


2月のお礼

2月はご注文頂きましてありがとうございました。

日に日に春らしさが増していく今日この頃。
そして春といえば「春一番」ですね。

「春一番」とは立春から春分までの期間に南から吹く暴風を指します。
今でこそ春の到来を表すものとして定義付けられ各報道機関でも多用されている 「春一番」ですが、1960年以前は漁師の間で使われる言葉として、民間には定着して いなかったそうです。

発祥は長崎県の壱岐。

ここには「春一番の供養塔」という石碑が 建てられています。
どんなに快晴で海が穏やかに見える日でも、いざ出港すると南から 沸き上がった黒雲とともに吹き荒れる「春一番」に遭遇して命を落としてしまう漁師さんが 数多くいたそうです。

「春一番」という一見さわやかな言葉ですが、 数々の教訓があって現代まで受け継がれた言葉だったのですね。

皆様も春一番にはくれぐれも気を付けて、暖かな春をお迎え下さい。